医学部の合格したからといって必ず医師になれるわけではない… photo by iStock

超難関「東大医学部」合格者でも落ちる…? 知られざる「医師国家試験」の凄まじい世界

医学部入学後も「予備校に通う人たち」の真実

コンビニや歯科医院、銀行ATMなどと並んで、いまや主要な駅前には必ず見かけるようになったのが塾や予備校だ。

栃木県出身の私が高校生の頃には、(昭和60年代~平成1、2年頃)大学受験の予備校は県庁所在地の宇都宮にも1校か2校くらいしかなかったと記憶している。

実家のある真岡市という人口5万人程度だった町にも、中高生が通う塾は、やはり1、2校だけだった。東京などの大都市や首都圏でも今ほど多くはなかったようだ。私自身、高校を卒業し浪人するまでは、塾に通ったこともなかった。しかし、今はどんな田舎でも塾はあるし、少し大きな町には大学受験の予備校もある。

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塾や予備校と言えば、高校受験や大学受験がメインと思われるかもしれないが、あらゆる試験に対する塾や予備校は存在する。司法試験や公認会計士試験、公務員試験、教員採用試験、税理士、社労士などの試験対策をしてくれる予備校の存在も、今では人口に膾炙している。

平成になってから学校に通った多くの生徒たちは、そのほとんどが塾や予備校に通ったことがあるだろうし、平成以降に社会に出た人のうち少なからぬ割合が、資格取得のために予備校に通った経験があるはずだ。

しかし、医師国家試験や薬剤師の国家試験のための専門予備校があることは、おそらく、あまり知られていない。多くの日本人にとっては、勉強のゴールは大学受験で、大学に入った後に勉強すると言ったら、資格をとるためくらいのものだ。

予備校の世話になることなど想像もしていない。