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奇妙な「だしの自動販売機」が全国で急増している理由

予想外の売り方がまさかの大成功
岡本 ジュン プロフィール

自販機で年間50万本を売り上げる

販売数は年々好調で、2018年は販売本数約45万本、そのうち自販機での販売数はその約8割を占める。2019年には自動販売機の設置数が大きく増えたことにより、販売総数も飛躍的に増えて60万本、自動販売機での販売数は50万本と、全体の販売数の9割近くが自動販売機で販売されているというのが興味深い。

購入者も一般家庭の主婦はもちろん、単身者からプロの料理人まで幅広い。「万能に役立つだし」として、年々ファンを増やしている様子だ。

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自動販売機の設置場所も、当初は広島周辺に限られていたが、注目度が高まると共に全国へと拡大。現在は北海道から九州まで17都道府県にまたがり、140台が設置されている。例えば東京でも六本木、浅草、五反田などで購入できるという。

二反田醤油では、詳しい設置場所を自社の公式HPで公開している。これによって、家の近くの販売場所がすぐに分かるという点も、購入増加に拍車をかけているのかもしれない。

また、HPでも販売されており、同社いわく品薄が続くほどの人気ぶりだという。

『だし道楽』は昆布やあごを詰めるのもすべて手作業で行っています。購入にご不便をお掛けしておりますが、お客様に喜んで頂けるよう自動販売機の増台、新しい商品開発に努めて参ります」(前出・広報担当者)

 

ちなみに『だし道楽』のおすすめの使い方を聞いてみると、冷やしぶっかけうどんや冷奴などにそのまま使うほか、おでん、煮物、汁物などの味付けにもおすすめだそうだ。特に玉子との相性が抜群というから、卵かけご飯のお供など最高だろう。

手軽に料理に使える『だし道楽』は、自動販売機という予想外のツールを通して、これから先もまだまだ売れ行きを伸ばしそうだ。