食卓に起きた「大変化」

今年春の緊急事態宣言下、食卓では大きな変化が起こっていた。それはどんな変化なのか。

クックパッド株式会社が、5月27~29日にクックパッド利用者に対して行った『最近の食生活に関する調査』と、レシピブログとインスタグラマーコミュニティ「フーディーテーブル」を運営するアイランド株式会社が、6月10日~16日に利用者に行った「緊急事態宣言解除後の生活の変化に関するアンケート」をもとに分析したい。

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この時期、子供たちの学校が休校になって、仕事がリモートワークになり、家族が揃って毎食摂ることになったという人は多い。毎日発生する家事が多くなり、子供たちのケアも必要になって、保護者の負担は大きくなった。

DVが増えるなどの問題を抱える家族が増えた一方、協力して家事に当たり、絆が深くなったという声も報道されている。そのポジティブな変化が、二つのアンケートからうかがえる。

以前にも書いたが、2010年代後半、家庭料理の世界では時短レシピがブームになっていた。子育てしながら働く女性が増えたことがその要因で、多忙な生活を送りながら食卓を整える大変さが表れた流行だった。

同じ頃、家事に手間をかけることで暮らしを楽しむ「ていねいな暮らし」という言葉が流行ると、そのライフスタイルに対する反発も起こっていた。