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高齢男性だらけの菅内閣と34歳女性首相が牽引するフィンランド内閣の「大きな差」

「女性活躍」はどこへ…

話題となった菅内閣の顔ぶれ

9月16日に、菅内閣の顔ぶれが公表された。その前日、正式な発表に先立って、菅首相と自民党4役の会見があった。

そのすぐ後から、自民党4役と並ぶ菅首相(71歳)の写真と、連立政権の党首3人と並ぶフィンランドのマリン首相(34歳)の写真がツイッターに流れて話題になった。日本の5人の高齢男性と、フィンランドの4人の若手女性による政治の差を視覚的に示すものだ。

https://twitter.com/mbGzdLi73aimC02/status/1305820674217226240

フィンランドの閣僚15人が並ぶ写真をのせ、大多数が女性であることを示すツイッターもあった。ただし、この2枚のフィンランド側の写真は、昨年12月にマリン内閣が発足した時のもので古い。また、どちらの写真も公式のものではなく、全員は写っていない。

EUサミットに参加したマリン首相(一番右)〔PHOTO〕gettyimages
 

昨年12月フィンランドに発足したのは5つの党による連立内閣で、党首全員が女性だったが、ツイッターの写真では1人欠けて4人だけが写っていた。

また、フィンランドの内閣は19人の大臣から成るが、写真では男女それぞれ2人ずつ、合計4人が欠けている。

法務大臣の交代もあった。昨年12月から法務大臣を務めていた33歳の女性政治家、K・クルムニは今年7月に辞任しており、現在の法務大臣は64歳の男性政治家である。

クルムニは、公の場でのプレゼンテーションを学ぶために個人レッスンを受けていたが、その費用5万ユーロ(約600万円)を国費から払っていたことが問題になり、自費で返済したものの2020年6月に辞任に追い込まれた。さらに今月初旬、所属する中央党の党首選挙に破れ、現在は党首ではない。

中央党の党首選挙で勝ったのは、36歳の女性政治家A・サーリッコ。1年間の育児休暇から復帰して、8月に科学文化大臣の職に戻った。