エゾタヌキの子育ての様子です。
雪が溶けて、北海道の長い冬が終わると、野生動物たちは一斉に出産して、子育ての季節に入ります。
この親タヌキは、4匹の子供に恵まれて、子育て奮闘中です。
この日はポカポカと暖かい陽気だったので、子供たちはお昼寝のベストポジションを取り合っています。
エゾタヌキの成獣は茶褐色なのですが、真冬の雪原で遠目から見かけると、たまに「えっ、ヒグマ?」と勘違いしてアセることがあります。そのタヌキの子供は真っ黒なので、サイズは別にして、子グマにそっくりです。
本来、タヌキは夜行性のため夜に活動します。でも、子育て中は、昼間でも出てくることがあります。小さな子ダヌキたちに授乳したり、運動させなければならないからでしょう。
実は、子供たちを見守っているこの親タヌキ、お父さんなんです。お母さんはどこかへ出かけていて、授乳するときになると帰ってきます。役割分担があるようですね。
タヌキは、巣穴もいくつか持っているので、子供の成長に合わせて、巣穴を転々とします。
大きくなった、この子たちに、また会えるかな~♪
子育て中のエゾタヌキ、ぜひ動画でもお楽しみください。