photo by gettyimages(2019.5.28)

安倍首相退陣のウラで…トランプvs.バイデンの米大統領選は互角の激戦となっていた

その差は僅か4ポイント

驚愕の世論調査結果

いよいよ米大統領選は、共和党が8月24日にノースカロライナ州シャーロットで開催した党大会で、ドナルド・トランプ大統領とマイク・ペンス副大統領を正副大統領候補に正式指名したことで、民主党の大統領候補のジョー・バイデン前副大統領と副大統領候補のカマラ・ハリス上院議員との本格的な戦いとなった。

「反トランプ」を旗幟鮮明にする米CNNテレビは、バイデン氏が自らのランニングメイト(副大統領候補)にハリス氏を選出した翌日12日から民主党大会が開幕した前々日15日の4日間に世論調査を実施した。

その結果は16日夜、CNNのホームページで公表されたが、驚愕の調査結果だった。焦点の副大統領候補が決まり、12日からの党大会を控えたその時期はバイデン・ハリスチ-ムを迎えて民主党支持層の歓喜の声に湧きかえってバイデン氏支持率が急上昇する好機と見られていた。

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だが、トランプ氏支持が前回調査(6月2~5日)比5ポイント増の46%、バイデン氏支持は5ポイント減の50%で、その差は僅か4ポイントだった。トランプ氏が向かい風のなか誤差の範囲内まで肉薄したのである。この世論調査が、保守系FOXテレビが行ったのであれば、「やはり、こんなものだ」と得心したはずだ。

それだけではない。色々ある質問項目のなかに「経済運営(政策)」と「大統領に相応しいスタミナと鋭さ」に関する質問があった。前者はバイデン氏支持が45%(前回比1ポイント減)、トランプ氏支持は53%(同2ポイント増)であり、後者でもトランプ氏がバイデン氏を2ポイント上回った。要は、日本で報じられているほどバイデン氏が圧倒的な優勢ではなく、「バイデン・フィーバー」が巻き起こっているとは言い難いということである。