硬すぎるデンタルガムは要注意

次に犬のデンタルガムについて。あまり硬すぎるデンタルガムを使用すると歯茎から血が出たり、痛くて嫌がられたりすることもあるので注意したい。

デンタルガムの理想の硬さは、赤ちゃん用のハサミでギリギリ切れる程度と言われている。ひづめや骨などもデンタルグッズとして売られてはいるが、硬いものを噛んでも歯石は取れない上、硬すぎて歯が欠けたり割れたりする危険があるので避けるべきだろう。

また最大のポイントは、ガムをおやつ感覚でぽいっと放り投げて、あとは勝手に噛ませて終わり、ではないということ。しっかりとすべての歯で噛んでもらう必要があるので、片方の端はしっかりと持ったまま、反対端を犬に噛ませる必要がある。

「オグト」くんにデンタルガムを食べさせているところ。こうして持ちながらすべての歯で噛ませることが大切 写真提供/片川優子

右奥歯から始めたとしたら、順々に前歯に移動し最後は左奥歯で食べ終わるように、こちらでガムを掴んでコントロールしながら噛む歯を移動していくと良いだろう。もちろん、自分の手がかじられないように注意する必要がある。デンタルガムは意外と奥が深いツールの1つだ。

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ちなみに猫でも、数はそう多くないが、VOHC認定マークを取得しているデンタルケアスナックがある。粒が大きく、サクサク噛むことで歯石をコントロールできる、などと謳われている。犬のように全ての歯で満遍なく噛んでもらうことはできないが、普段のおやつの代わりに試してみてもよいだろう。

ちなみに、ペットオーナーがこのコラムを読み、意気込んでデンタルグッズを用意したからと言って、愛犬愛猫も同じように熱い気持ちでデンタルケアを許容してくれるわけではない。大切なのは少しずつでも毎日続けること。お互いが疲れたり、片方が頑張りすぎて信頼関係が崩れてしまわないように、焦らずゆっくり習慣化していけると良いだろう。まずは歯磨きを楽しい事と認識させるのが重要だ。