【データで解説】ドラマ「半沢直樹」が最も支持されているのは「あの県」だった!

都道府県別「接触率」ランキング
鈴木 祐司 プロフィール

沖縄には別の論理

奈良と同様、初回は東京より低く始まり、6話で逆転した地域がある。沖縄だ。

沖縄の民放関係者は、「いじめ・嫌がらせ・パワハラ」やサラリーマン社会の歪は沖縄に当てはまらないという。

「人々がアクセクせず、人間関係が円満な沖縄で、こうした説明は当たりません。人間関係云々ではなく、分かりやすく、世代を超えて楽しめるドラマなので、視聴率が高くなっていると思います」

沖縄の置かれた状況が、人々の心にヒットしたという研究者もいる。

「沖縄は古くは琉球処分、戦争の時は捨て駒として大きな被害を出しました。そして今は辺野古の基地問題です。つまり抑圧の歴史が続いている中、理不尽に敢然と立ち向かう半沢直樹の姿が、沖縄の人の心に火をつけたのではないでしょうか」

なるほど企業社会にどっぷりつかる都会の人々には、いじめやパワハラの張本人に“倍返し”する物語が快感だったのかもしれない。

 

関西では、勧善懲悪のスッキリに加えて、オーバーアクションの連続を新手のお笑い番組と受け止めている人が少なくない。

沖縄に行くと、わかりやすい娯楽という受け止めに加え、理不尽に敏感な県民性が勧善懲悪の物語に反応していたようだ。

いずれにしても、地域や人々によって見方が異なる『半沢直樹』。共通するのは、47都道府県で例外なく接触率が右肩上がりになっている点だ。人々のアプローチは違っていても、多くの視線を集め続けるドラマは、やはり優れた番組と言えよう。

最終回に向け、各地域でどこまで接触率を上げるのかが楽しみだ。

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