岩国基地フレンドシップデーの様子〔PHOTO〕gettyimages

怒り噴出…常に「米軍の都合」を最優先させた「岩国基地」の残念な末路

「岩国ははきだめか!」

「なんでも岩国に押しつければいい」?

「岩国ははきだめか!」

防衛省は山口県岩国市に対し、米軍岩国基地にあるFA18D戦闘攻撃機をF35B戦闘機に機種交換すると通告した。12機のFA18は、16機のF35Bと交替するため、4機が純増することになる。

岩国基地へは2018年3月、米空母「ロナルド・レーガン」の艦載機61機が移駐したばかり。これにより、岩国基地に配備された米軍機は約130機となり、約100機が配備され、「東洋最大の航空基地」と呼ばれる沖縄県の米軍嘉手納基地を抜いた。

米海兵隊岩国航空基地の公式ウェブサイトより
 

「岩国ははきだめか!」と怒るのは、米軍の監視を続けるリムピース共同代表で、元岩国市議の田村順玄さん。田村さんは「空母艦載機は59機という話だったが、実際には2機増えて61機来た。今回、防衛省は『4機増えるだけ』みたいな態度だが、なんでも岩国に押しつければいいと考えている」と不満を述べる。

もともと岩国基地は住宅地に隣接し、滑走路の延長線上には石油コンビナートがあった。地元の「騒音公害を減らし、墜落の危険を避けてほしい」との要望を受けて、防衛省は総工費2500億円を投じ、滑走路を1キロメートルほど沖合に移設した。移設工事は2010年度に終わり、市街地では騒音が減少した。