前法相の河井克行被告〔PHOTO〕gettyimages

前代未聞の大事件…なぜ検察は「河井夫妻からカネをもらった罪」を立件しないのか

河井夫妻と検察「全面戦争」の論点

検察はなぜ立件しないのか…

「買収は、カネを受け取った人がいるから成立する。検察は、なぜ立件しないのか。我々は、厳正な処分を求めて署名活動を行い、それを広島地検に提出しました。今後、受け取った政治家などを刑事告発します」

広島市で前法相の河井克行被告(57)、妻で参院議員の案里被告(46)の疑惑を追及する「河井疑惑をただす会」の山根岩男事務局長は、こう明言した。

100人の政界関係者に約2900万円を配ったという前代未聞の大型買収事件の公判が始まった。

公職選挙法の規定で、裁判から100日以内の判決を目指す「百日裁判」だが、証人の数が多く、12月18日まで55回の公判が予定され、判決は来年1月になる見通し。

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河井夫妻が全面否認のため、検察側は県議、市議、後援会関係者などにカネを配ったのは、「票の取りまとめを依頼するためだった」という趣旨を立証することになる。

 

これに対して河井夫妻は、現金を渡したことは認めたものの、「陣中見舞いや自分たちの支持拡大のため」と、買収を否定。

さらに弁護側は、公選法には受け取った側を罰する規定もあるのに、100人を一切、処分していない点を取り上げ、「現金を受け取ったことを認めれば起訴しない約束があった」として、違法な司法取引であるとして、公訴棄却を求めている。

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