文在寅の大誤算…恐るべき「不動産高騰」に、有効な手が打てない

「奥の手」を使ってみたけれど
高安 雄一 プロフィール

さて話を現代に戻そう。文在寅政権は不動産課税強化という奥の手を使い、不動産価格の抑制に乗り出した。不動産価格の歴史からは、課税強化などの強力な政策は不動産価格の高騰抑制に効果がありそうである。ただし税制の変更は機動的にできるわけではなく、政権が想定した以上に政策が効果を発揮して、逆に不動産市場を過度に冷やしてしまう可能性も否定できない。

 

新型コロナウィルスの感染者数が再び拡大し、景気の低迷が長期化する可能性があるなか、これが不動産価格の下落圧力となることも考えられる。強力な不動産価格高騰抑制政策を打ち出した文在寅政権であるが、不動産価格の安定といった観点からは引き続き課題が山積みしている状態である。