9月 3日 日本にジェーン台風上陸(1950年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

1950年9月3日の午前10時頃、近畿地方や四国地方などに大きな被害をもたらしたジェーン台風(Jane)が徳島県日和佐町(現美波町)付近に上陸しました。

 

1945年の敗戦後、連合軍によって占領された日本では、台風の名前をアメリカ軍によって決められていました。その際アメリカ軍は本国のハリケーンと同じくアルファベット順に女性の名前を付けていく方式をとったため、戦後直後の台風にはカスリーン台風(Kathleen)やジュディス台風(Judith)など、ハイカラな名前のものが多いのです。

ジェーン台風は硫黄島の近辺で発生し、その4日後に四国に上陸しました。一度西の方角へ進みながら、カーブして日本列島を横断した形となります。ジェーン台風は最低気圧が940hPa(ヘクトパスカル)と大規模で、最大瞬間風速は47.2m/s(メートル毎秒)に達しました。

国際宇宙ステーションから撮影されたハリケーン・フローレンス photo by NASA

当時の日本の住宅はほとんどが木造住宅であったため、ジェーン台風は家々に甚大な被害をもたらしました。被害は主に和歌山・兵庫・大阪などの近畿地方で多く、住居の全壊・半壊は10万件以上、床上・床下浸水は30万件以上にのぼりました。