『2gether』の舞台となったタイの大学の様子[Photo by gettyimages]

タイBLドラマ『2gether』が日本に初上陸!でもファンがガッカリなワケ

ファンの熱意に水を差した原因とは?

1週間で500万回も再生された

8月11日、『Still 2gether』というドラマの挿入曲のMV(ミュージックビデオ)がYouTubeで公開された。公開直後からめざましいスピードで視聴され、1週間後には500万回以上の再生に達した。ドラマの制作国はタイ。歌うのはドラマの主人公、歌詞もタイ語だ。そして、このドラマは男性同士の恋愛を描くBL(ボーイズラブ)作品である。

 

このドラマは、MVと同じくYouTubeで2020年2月21日から5月15日まで配信されていた『2gether the series』(以下、『2gether』)のスペシャル・エピソードとして制作されたもので、8月14日から全5回の配信が予定されている。

このMVのすさまじい再生回数の背景には、タイBLドラマの爆発的人気の起爆剤となった『2gether』のヒットがある。全13話からなる『2gether』は、YouTubeでの総再生回数が2億を越えているほか、LINE TV(タイで人気の無料動画配信アプリ)でも配信されている。

世界中のファンから愛されている作品で、日本でも『2gether』をきっかけにタイBLドラマにハマる人が続出した。web記事や雑誌、テレビなどでもたびたび取り上げられ、20本にのぼるタイBLドラマを特集した初のムック本『Be a Light』(コスミック出版)は予約が殺到、アマゾンや楽天などのオンライン書店は軒並み品切れとなり、発売前重版となった。

しかし、「タイBLドラマ」というジャンルを、初めて耳にしたという人も多いのではないだろうか。

それも不思議ではない。なぜなら、このブームはテレビCMや広告ではなく、主にTwitterを中心としたSNSのクチコミによって広がっているからだ。

クチコミという「ファン頼み」の情報拡散だけで、いかにしてタイBLドラマは世界規模の人気を得ているのだろうか。