大切なのは、理解する力

今年は「大人の都合」で夏休みが短くされたわけです。子どもからしたらいい迷惑です。探究学舎はオンラインで世界の子どもとつながっていますが、台湾やニュージーランドなどすでに終息を見ている国は少なくありません。

とにかく、無理に行かせようとせず、やりたいことをやらせてあげましょう。そして、こんなときに力になってくれるのが、友だちの存在です。
「遊ぼうぜ!」
彼らが訪ねてきて、そう声をかけてくれるだけで、嬉しいものです。

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もし、お子さんに行き渋りがあるのなら、学校に誘うのではなく、放課後に遊びに誘ってあげてください。
「学校に行っていないのに、遊ぶなんてズルい!」
そんな了見の狭いことはうっちゃって、バリッと遊ばせてください。遊びながら、学校の様子も自然と伝わるので、心も自然と整います。学校と向き合うのは、それからでいいと思います。

前出の報告書では、「新型コロナウイルス(コロナ)に関する知識」に関しても尋ねています。「マスクをつけていても、コロナにかかることはある」「熱も咳もなく元気でも、コロナにかかっていることがある」ことを知っていたのは、小学校低学年で8割弱だったそうです。

国立成育医療センター「コロナ×こどもアンケート第2回調査 報告書」より。コロナに対する知識はかなり適切だ
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必要な情報を理解してそれを活用する「ヘルスリテラシー」です。「メディアリテラシー」という言葉を聞いたことがあるかと思います。テレビやネットの情報に惑わされないリテラシー(解釈や理解をする力)を高めたいものです。

コロナで人生が変わらなかった人はいないだろう。大人も辛いことが多いけれど、未来の日本を作る子どもたちの不安を理解し、支える必要性がますます高まってくる Photo by iStock

(構成/島沢優子)