「自分の意見を聞いてもらえない」

報告書では、「子どもの意見が反映されているかどうか」にも触れられていました。
こどものことを決めるとき、おとなたちはこどもの気持ちや考えをよく聞いていると思いますか?
この問いに対して、小学校低学年の15%、高学年の25%、中高生の42%が「あまりそう思わない」または「全くそう思わない」と回答しています。
自我が完全に確立される小学校高学年の4人にひとり、中高生に至っては4割以上が「自分の意見を聞いてもらえない」と感じています。

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この結果をみて、僕の胸には「9・1」という日付が浮かびます。2学期の始まり、通常ですと9月1日は、教員の間では「魔の日」と呼ばれています。子どもの自殺率が高くなるからです。報道での遺族のコメントを読むと、非常に多いのが「もっと話を聴いてあげればよかった」という後悔です。

もはや9・1はバラバラになりました。ただ、それがどの日であろうとも、無理に学校に行かせることはありません。まず、子どもの心が整うことが大切です。僕がまだ公立校の教師だった時、校長からよく言われました。
学校に行きたがらない子どもの気持ちに寄り添ってあげよう。電話でもいいし、家庭を訪問してもいいし、無理してこなくていいということを伝えてあげなさい

このコロナ禍こそ、僕ら大人はこの言葉を噛みしめたいものです。

行きたがらない子どもの気持ちを受け止めてあげることが大切だ Photo by iStock