photo by gettyimages

まさに情報戦…相反する「安倍首相重篤説」と「健康不安解消説」を徹底考察

「日帰り検査入院」を巡り情報が錯綜

慶応大学病院「日帰り検査入院」を巡り

安倍晋三首相の「健康不安」説に関する核心情報はない。8月17日の慶応大学病院「日帰り検査入院」を巡り揣摩臆測が乱れ飛び、いわば「情報戦」の様相を呈しているからだ。諸説ある中で、相反する「安倍首相重篤説」と「健康不安解消説」を紹介する――。

「重篤説」:
(1)7時間半に及んだ「6月13日に受診した人間ドックの追加検査」(官邸サイドの説明)は、実は画像診断、内視鏡・超音波検査を含む「生体検査」であり、安倍氏の病状は深刻である、
(2)8月10日に7カ月ぶりに東京・港区のホテル内のジムに行ったのは、持病の潰瘍性大腸炎の薬「アサコール」の薬効がなく、同ジム内で即効治療を受けた、
(3)病院に帯同したのは首相最側近の今井尚哉首相補佐官・政務秘書官であり、異例の事である、
(4)終戦の日である8月15日の全国戦没者追悼式後に恒例の河口湖での夏季休暇を取り止め、東京・富ヶ谷の自宅で盟友の麻生太郎副総理・財務相と差しで会い、厳しい病状を伝え後を託した――。

photo by gettyimages
 

「不安解消説」:
(1)2000年4月2日未明に脳梗塞で倒れた小渕恵三首相が緊急搬送されたのは順天堂大学附属病院裏口であったが、安倍氏は隠すことなく慶応大学病院正面玄関から入った、
(2)主要省庁から出向する事務秘書官が首相に同行することは情報保秘の観点からあり得ず、今井補佐官が同道したのは当然である、
(3)6月中旬まで土、日曜日を含め147日間連続して官邸に出勤した上に、趣味であるゴルフと知人や秘書官家族とのバーベキューなどの機会もなくストレスが高じていたが、日帰り検診後に自宅に戻った際の表情は温和であり、足取りも軽かった、
(4)同日夜に安倍氏と電話で話した下村博文自民党選対委員長に対し開口一番「選挙(情勢)はどうなっている?」と聞いたという――。

いずれにしても、現時点でハッキリ言えることは、安倍首相が連日の新型コロナウイルス対策の激務によって体調を崩し、さらにストレスが高じているのは事実である。常用薬その他の影響もあって時には躁鬱の症状が出るのも否めない。

この続きは、プレミアム会員になるとご覧いただけます。
現代ビジネスプレミアム会員になれば、
過去の記事がすべて読み放題!
無料1ヶ月お試しキャンペーン実施中
すでに会員の方はこちら