本連載が一冊の本『沼で溺れていたけれど』にまとまりました。

女とお金を軸に「愛・社会・しがらみ」をめぐり、意図せず沼に溺れた女性や、溺れることを決めた女性たち…その体験の先でそれぞれが見つけたものは、何だったのか? 連載時には書ききれなかった「その後の話」を新たに書き下ろしたインタビューエッセイ集です。

毒にも薬にもなる占い

Twitterを四六時中見ていると、「コロナの流行を完璧に予見していた」「今後起きる災害が予知できた」といった突拍子のないツイートに出会うことがある。

「今日の都内の感染者数……やはり昨年見えていたマジックナンバーは本物でしたね。」
「今日は民家が倒壊して横になっている夢を見ました。#地震予知 #ヴィジョン」

などというものだ。以前、小さな地震で目が覚めてツイート検索したときに、そうしたオカルト・スピリチュアル的な発信をしているアカウントがかなり多いということに気づいて以来、こういうツイートに出会うと、そこに出てくる「マジックナンバー」「ヴィジョン」のようなワードでさらにツイート検索をしてしまい、無駄に時間が経っていることも少なくない(本当に無駄だ……)。

「東日本大震災は人工地震だった」とか「コロナウイルスには○○が効く」のように、実害のあるデマも含まれており、SNSでは、オカルト・スピリチュアルの類は、危険なフェイクニュースとして検閲されるべきとも言えるだろう。

念のため書いておくが、上記のようなツイートを私はしないし、そうしたアカウントの類をフォローしたりもしていない。ただ、アラサー女性の習いで占いにはハマったことがあり、心を癒してくれる手軽なカウンセラーとしての占い師には、今でもたまにお世話になる。

具体的にいうと、90分3万円なんて占いに行くことがある。

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