新婚生活は、結婚において一番幸せなとき。……のはずが、引きこもりになってしまったアラサー九州人の女性「ウラ」が主人公の漫画『引きこもり新妻』(講談社の「Palcy」で連載後、単行本化)。
アラサー会社員である夫の「ツナさん」はしゃべらないタイプの関西人で、大阪にあるマンションで暮らす二人の新婚生活はなんともローテンションです。
でも、ウラは社交性がないわけではないし、結婚前は東京の会社でバリバリ仕事をしていました。そんな彼女がなぜ、「引きこもり」になってしまったのでしょうか……?
「遠距離恋愛が3年もったら結婚」
FRaU WEBでは『引きこもり新妻』を全3回にわたって出張短期連載。二人の出会いについて遡った前回の第1話に続き、今回の第2話では、結婚前に「遠距離恋愛」をしていた頃のエピソードが明かされます。
福岡の大学で出会い付き合うようになった二人は卒業後、ツナさんは大阪の会社に、ウラは東京の会社にそれぞれ就職することに。そのとき二人は、「遠距離恋愛が3年もったら結婚」という約束を結びます。
しかし、遠距離恋愛1年目でツナさんの心境にある変化が……。
『引きこもり新妻』は実話
「“結婚生活”って聞くと、大好きな相手と一緒に暮らせて、楽しくて、幸せなイメージがありますよね。この作品はそんな結婚生活をはじめた新妻が、環境の激変により引きこもりになってしまう、実話エッセイです」
そう話すのは、同漫画の担当編集者。
東京の会社に就職したウラは、仕事も人間関係もすべてが東京にありました。そんな彼女がツナさんとの結婚を機に大阪に移り住み、住む世界が一変してしまったのです。
ウラが引きこもりになったきっかけは結婚ですが、「著者が人生に起きた変化をどう乗り越えるのか。それがユーモラスに描かれている本作は、結婚を控える方の強い味方になるのはもちろん、人生で環境の変化を迎える多くの女性の味方となる作品です」と担当編集者。
実話をベースにしているからこそ、誰もが共感できるリアリティが詰まっている本作、ぜひ読んでみてください。
著者紹介
ウラ
Palcyで発表した『引きこもり新妻』(講談社)が初作品。Twitter→@uuuuuraaaaa2