出べそ手術、へそ格差、へそ責め愛好家……へそは実に奥深い

あなたの知らない「へそ学」の世界(2)
岡田 忠雄 プロフィール

シワ取りやシミの項目は15歳では一般に関心が低く、また、性器(3%)が気になるについても関心が低かったのです。

逆に関心が高かったのは、豊胸術を受けてみたい(28%)、脱毛を希望する(22%)、ニキビが気になる(25%)、傷痕が気になる(16%)であり、思春期の女性は美容に関してさまざまな関心があると指摘していました。

この中でもへそ美容に関しての記載はありませんが、若い年代の女性は性的・美的アピールとして胸の大きさやヘアレスに重きを置いていたのです。

 

へそフェチの心理

「秘すれば花なり、秘せずば花なるべからず」(能楽師、能作者・世阿弥の言葉、風姿花伝)という言葉がありますが、女性が隠しているものをどうしても見てみたい男性の支配欲と収集欲(コレクター心理)が働く、男性としてはこの心理は理解できますよね。

世阿弥も認める、へその魅力(photo by iStock)

オタクやフェチ(フェティシズム)にはさまざまなものがありますが、性的興奮を引き起こす身体へのフェチとして、手指、うなじ、鎖骨、胸、尻、髪、そして足フェチがあります。

一方、へそフェチはあるのでしょうか。調べてみると「へそフェチ男性の心理と特徴3選!へそフェチに好まれるへその特徴と手に入れ方まで徹底解説」(2020/02/26)がありました。

その中で、2012年には、Googleの検索で2番目に人気の「フェチ検索」に挙がっているそうで、へそフェチは世界用語となっています。へそフェチは日本だけではなく世界レベルなのです。

へそフェチ男性の心理としては3つあり、

1.普段見ることのできない部分に興奮する心理
2.へそのゴマを取りたい欲求
3.女性がどんなへそをしているか知りたい探究心

が指摘されています。

へそフェチの男性は下着や水着などのへそ出しファッションを好むそうです。そして、陥没している女性性器としての膣に近いイメージでへそに指を入れる癖や可愛いものへの攻撃性衝動としてのキュートアグレッション(可愛い攻撃性)をへそで行うとも解釈できます。

へそに指を入れてグリグリすることで快感を得ることを愛好するものに「へそ攻め(責め)」があるのですが、へそには筋肉がなく指が腹膜近くに到達しやすいので、その感覚は一種の腹膜刺激症状です。

指を入れてみたら分かるビクッとするあの感覚ですが、「へそ攻め」愛好家はへそ由来の性感だとして、へそはお腹にある性感帯とも解釈しているようです。

ただ、「へそ攻め」は腹痛や炎症などを起こすこともありますので、十分な注意が必要です。

へそ愛やへそフェチなども含めて、へそのセクシャル面も学んできました。

次回は具体的なへその病気や、「いのちを救うへそ」として医学面から考察し、さらに、へそ学を極めましょう。