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話題作「梨泰院クラス」、韓国と日本の評価はなぜ分かれたのか?

本当に「共感」したのは誰か
ペ・リョソン プロフィール

スペックの高いヒロインの生き方に共感できない韓国の女性たちの背景には、韓国がフェミニズムについて日本よりも早くから関心が高かったことが関係していると考えられる。

筆者が韓国の梨花女子大学校で女性学の授業を受けた時は、多くの女子大生たちが熱心にジェンダーの平等について学んでいることに驚いたのを記憶している。

「愛の不時着」も韓国人からしたら、現実ではあり得ないシチュエーションだが、誰もが経験したことがあるだろう、または身近である「恋愛」の要素がドラマでは強かったため、共感したり憧れを抱いたりしながら楽しめたのではないだろうか。

多様性が認められる社会を、韓国にも

「梨泰院クラス」は俳優たちの圧倒的な演技力に加え、世界中で共通する現代社会の課題を詰め込んだドラマだったゆえ、多くの視聴者の共感や反響を生んだのではないだろうか。

韓国の比較的辛辣なレビューの中には、ドラマのシナリオや展開のクオリティを批判する声はあったが、「社会課題を誇張表現している」や「ドラマのような課題は存在しない」のような社会課題の有無を否定するコメントはなかった。

 

韓国の若者たちが吐露していたように、ドラマで注目された課題は、現実社会でも実際に起こっている。

人によってそれぞれの生き辛さが存在する世の中であるが、ドラマのようにお互いが多様性を認め合いながら応援できる、前向きな社会になることを願いたい。

サウンドトラックも発売された
Netflixオリジナル作品『梨泰院クラス』独占配信中