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日本政府がテレビ会議をできない「理不尽すぎる理由」

PCを使えないトップでは判断は無理

日本政府は、コロナ下で、テレビ会議を満足にできなかった。そこで、2025年までに数百億円をかけて新たな通信網を構築し、テレビ会議をできるようにするという。

なぜ、5年間と巨額の資金が必要なのか分からない。

この背後には、システム開発・提供企業と政府の各部門の関係の固定化、そして発注者たる政府が評価能力を持っていないという問題がある。

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幼稚園児さえできるテレビ会議を日本政府はできない

新型コロナウイルスの感染拡大でテレワークが広がり、テレビ会議が広く行われるようになった。

しかし、中央官庁ではテレビ会議を満足にできなかったと報道された。こうした記事を読んで、なぜできないのかを理解できなかった。いまだに理解できない。

幼稚園児でさえzoomを楽々と操り、幼稚園の先生と話しているのだ。「官庁では機密があるから、幼稚園とは一緒にできない」と言われるかもしれない。しかし、機密事項なら、後からメールで送ればよいのではないだろうか?

 

もっとも、「添付ファイルにパスワードをかけ、そのパスワードをつぎの便で送る(甚だしきは、同じ便で送る)」という、政府の現在の方式ではだめだ。これでは、「施錠したが、すぐそばに鍵をぶら下げておく」ようなものだからだ。現在の日本政府の通信システムは、機密保持の遥か以前の状態にある。