提供:Zoom

今やテレワークに欠かせないものとなったビデオ通話ツール。Zoomが目指すのは円滑なコミュニケーションをサポートし、誰もが自由に生き生きと働ける社会。利用者の声とともに「新しい働き方」を考えます。

Zoomが広げてくれた
書店としての新しい可能性

Zoomがピンチをチャンスに変えてくれたんです」。開口一番そう話してくれたのは、東京・奥渋谷の本と編集の総合企業〈SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS〉の鈴木美波さん。書店員がセレクトした本を販売する傍ら、イベントや本の出版などを精力的に行い、東京カルチャーを牽引してきた。

SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS/本や雑貨の販売に加え、イベントや本の出版を行う。渋谷本店に加え、働く人の学びと情報収集のプラットフォームとなるSPBS TORANOMON(虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー2F)と、本屋、カフェ、ワークスペース、スクールが一体化した「ブックラウンジ」をコンセプトにしたSPBS TOYOSU(ららぽーと豊洲3-4F)が6月開業。

ところが新型コロナウイルスの影響で店は臨時休業。4月に予定していた虎ノ門と豊洲の新店開業も保留となってしまった。

「スタッフは原則テレワークに。まずはスタッフ同士のコミュニケーションをどうしたらいいのか、そこに頭を悩ませました」

鈴木さんは書店の運営やイベントなどの事業を統括する立場。在宅勤務でも円滑にミーティングができるよう、さまざまなオンライン会議ツールを調べ、試してみた。

これはZoom一択だと思いました。まず圧倒的な使いやすさ。私を含めスタッフのほとんどがオンライン会議初体験だったので、Zoomの簡単でシンプルな操作性はありがたかった。おかげで全員すぐに慣れました

利用するうち通信の安定性にも納得した鈴木さん。店舗で開催していたイベントもオンラインでできるのではないかと考えた。

4月に開業予定だった虎ノ門の新店舗で、オープン記念トークショーを予定していたのですが、実現のメドが立たず。それで思い切ってZoomのセミナー配信機能ウェビナーを使って無料配信することにしたんです

ウェビナーは閲覧限定であれば1万人まで設定が可能で、オンデマンド視聴もできる。通常のミーティング機能ではホストと参加者が同じ画面を共有して会議を行うのに対し、ウェビナーはホストによるカメラやマイクの操作が可能。参加者は顔や名前が表示されることがないので、気軽に利用しやすい。

「識者3名を招いたトークショーだったのですが、予想をはるかに超えた400名ほどが参加してくださいました。店舗イベントは最大でも定員60名程度ですから、すごい数です。参加者の中には地方在住の方も多く、店舗イベントは興味があっても足を運べないのでうれしい、という声もいただきました

いっぽうで心配ごともあった。

「店舗イベントでは質疑応答の時間を作っていて、そこでまた新しいトークに発展したりするんです。それがオンラインでできるのかなと。でもウェビナーの質疑応答機能を使ってみたら、対面より活発に質問が飛び交ったんです。対面より質問するハードルが下がるんでしょうね。通常のチャット機能だと質問以外のコメントも投稿されるのですが、質疑応答機能は純粋な質問だけが投稿されるので、ホストにとっても便利だと思います」

プライベートでは視聴者としてさまざまなオンラインイベントに参加しているそう。

「ふだんは興味があるイベントがあっても仕事で参加できないことが多かったのですが、オンラインイベントが増えてからは休憩時間を利用して参加したり、オンデマンドで視聴したりできるようになりました。時間と場所に縛られず、世界中のイベントに気軽に参加できるなんて、すごく興奮します

今後は6月に開業した2つの新店舗を含め、全店でオンラインと対面型、両方のイベントを並行して行っていきたいと考えている。

オンラインイベントを経験したことで、住む場所やライフスタイルを超えて、あらゆる人に平等に学びや楽しみの機会を提供できると知りました。それは書店として一番大切にしたい部分ですから、まさにピンチからチャンスをもらったという感じです。私自身もオンラインを活用して、さらに新しい世界に触れていきたいなと思っています」