セガ取締役「チーズ牛丼食ってそう」発言に見る、ゲーム業界に根強く残る「自虐性」

古きゲーマーたちの悲しい処世術

「ぷよぷよファイナルズ SEASON2」決勝後に

セガの取締役CCOである名越稔洋氏がメインパーソナリティとして配信しているYouTubeチャンネル、「セガなま ~セガゲームクリエイター名越稔洋の生でカンパイ~」において、7月28日に配信された内容に、視聴者を不快にさせる表現があったとして謝罪の上、その部分をカットした内容が、アーカイブとしてアップロードされるということがあった。

問題とされた部分は、6月21日に行われた落ちものゲーム「ぷよぷよ」の大会「ぷよぷよファイナルズ SEASON2」の決勝の様子を視聴したあとに、スタジオのMC陣の間で、決勝を戦っていた選手に対して「真面目そう」というような話になり、名越氏が「チーズ牛丼食ってそうな感じ」と発言した部分である。

「セガなま ~セガゲームクリエイター名越稔洋の生でカンパイ~」より
 

まず「チーズ牛丼食ってそう」というのは、俗に「チー牛」と言われるインターネットミームの一種で、メガネをかけた童顔の青年が「すいません。三色チーズ牛丼の特盛りに温玉付きをお願いします。」と言っている1枚の画像である。

元々は作者の自画像であり、特に何かをバカにしたり揶揄するような意図のない画像であったが、その自画像への印象から、いつしか「よくいる少し気持ち悪いオタク、存在感のない陰キャのテンプレート」としてネットで流通するようになっていた。

つまり、選手に対して「チーズ牛丼食ってそうな感じ」と発言したことに対し、視聴していたユーザーは「名越氏が、自社のゲームをプレイする選手に対して、容姿の揶揄を行った」として批判したのである。

そしてこの問題は様々なネットを中心に、普段からゲームを取り上げるメディアで報じられたのである。