中国とのインテリジェンス戦争で日本が生き残るために必要なこと

ファイブ・アイズの価値を真剣に考えろ
小谷 賢 プロフィール

日本は有効な戦略を考えていたのか

日本にとっても香港情勢に端を発する米中関係の悪化は、対岸の火事ではなくなってきている。

今年5月28日、日本外務省は孔鉉佑駐日大使を呼びつけ、香港国家安全法に対して憂慮の意を示した。外務省が駐日大使を呼びつけるのは異例のことであり、日本政府は中国に対してかなり強い意思表示をしたといえる。

ただし日本側に将来の対中戦略的なものがあるかといえば、それはかなり心もとないだろう。

恐らくは今後、日本も台湾有事に備え、新たな安全保障戦略を策定する必要に迫られているが、短期的にはまず日本のインテリジェンス能力を整備し、ウサギのような長い耳を持つことが重要だと考える。

 

具体的には最近よく聞かれるようになった、日本のファイブ・アイズへの参加だ。ちょうど今月もトニー・ブレア元英首相が日本の参加を促したり、河野防衛相もこれに対して前向きな発言をして話題となった。

ブレア英元首相  photo by Gettyimages