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ウーバーイーツ配達員が「マクドナルド」に群がるワケ…絶対に儲かる“マック地蔵”とは

彼らが店先に溜まる理由があった

なんで、マクドナルドの前に?

「私がかならず最初に寄るのも、自宅からいちばん近いマクドナルドです。マックは店舗数が圧倒的に多く、配達の距離が長期化することがない。自分が予想だにしないところに飛ばされることも少なく、『計算しやすい』から、ウーバーイーツの配達員が溜まるんですよ」

こう語るのは、「Uber Eats(ウーバーイーツ)」の配達員でアルバイト収入を稼いでいる、Aさん(20代、女性)。大学生のAさんは、ここ最近続く炎天下でも、日中自転車に跨がり、都内を駆け巡っているという。

車道には高確率でこのリュックを背負った人が/photo by gettyimages
 

タイミングにもよるが、彼女の目標は「時給2000円」。3時間ほど配達を行い、7000円前後の収入を得ることが多いと言う。

街中でウーバーイーツの配達員を見かける機会は、去年に比べたら格段に多くなった。今までは一部都心エリアに限っていた対応エリアが、各地で次々と拡大されている。それにともない、配達員の数も急増し、人気エリアでは特定の飲食店の前に、注文が入るのを待ち続ける配達員が続出するようになった。

配達員になる場合、かつては登録センターに赴き、立方体型の専用保冷バッグを受け取らなければならなかったウーバーイーツ。だが、エリアが全国に拡大したことで、同型のバッグがAmazonでも普通に購入できるようになった。

「お客さんからの注文が入ると、近隣にいるドライバーへリクエストが届く。その店舗で商品を回収すると、はじめて配達先がわかる。めちゃくちゃ近いところに住んでいるかもしれないし、5キロメートル以上自転車を漕がなきゃいけないかもしれない。配達員はその計算を頭に入れながら、どれだけ稼げるかを考えています」(Aさん)

冒頭でAさんが話すとおり、街中でマクドナルドの店頭に、あの独特の形をしたバッグを持った配達員がたむろしているのを見たことはないだろうか。彼らは配達員のあいだでは、「マック地蔵」と呼ばれている。

店頭のガードレールに自転車を横付けして通りにくくなっていたり、中には路上でタバコをふかす人まで…。季節柄、こまめな休息が必要なのは間違いないが、「この人たちはなぜここに溜まっているのだろう」と不思議に思いながら目の前を通過したことがある人も多いのではないだろうか。