国民民主党の玉木雄一郎代表〔PHOTO〕gettyimages

国民の期待ナシ…「国民民主党分党」「野党合流」に何の意味があるか

希望の党騒動の反省はどこへ?

国民民主党の玉木雄一郎代表が8月11日に分党を宣言し、立憲民主党は13日に両院議員総会を開いて綱領や党規約、新党設立にあたっての代表選と新党名の選挙規定を了承した。

その後、立憲民主党の枝野幸男代表と福山哲郎幹事長は、国民民主党の小沢一郎衆議院議員と会談している。小沢氏は自称「玉木代表の個人的な相談役」だが、公式には党の役職に付いてはいない。

枝野氏〔PHOTO〕gettyimages

枝野氏は小沢氏との会談後、「国民民主党さんとの関係については、大先輩である小沢先生にはいろいろご助言をいただいたり、ご協力をいただいた。一昨日、幹事長・政調会長間で合流の条件が整ったことのご報告させていただいた。最後までご協力をお願いしたい」と述べている。

玉木氏からの党首会談の要請を頑なに拒否してきた枝野氏だが、その言葉から初めから玉木氏を国民民主党の代表としてちゃんと扱おうとする意思がなかったことが伺えた。

 

合流問題の原点は「希望の党騒動」

さて今回の合流問題の原点はどこにあるのか。それは2017年の希望の党騒動だろう。

前年に東京都知事選に勝利した小池百合子知事の国政にも触手を伸ばしたい欲求と、小池ブームに乗っかりたい前原誠司民進党代表(当時)の思惑が一致した。

だがリベラル勢力を排除したい小池知事が主導権をとったために、枝野氏らが立憲民主党を結成。有権者の同情は後者に集まり、選挙後は立憲民主党の勢力の方が上回った。

忘れてはならないのは、これは野党再編でも何でもなく、単なる選挙対策というパーフォーマンスに過ぎなかった点だ。

そして希望の党は潰れ、総理大臣への芽がなくなったと見るやいなや小池知事はまるで“穢れ”から離れるようにさっさと手を退き、都庁に戻った。