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「自分は評価されてない」と悩む選手に、野村克也氏がかけた言葉

君は、誰の評価のなかで生きるのか?
野村 克也 プロフィール

文句を言う前にやるべきこと

「ここは譲れない」というプライドや信念をもつことはいいことだ。

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しかし、自分がもっている価値観や、同じような見方を他者がしているとはかぎらないということだ。ましてや、自己評価となると、同じように他者があなたのことを評価している保証はどこにもない。

つまり、まったく別の人間の評価に囲まれて、私たちは日々、生きているのだ。このことに、選手たちには気づいてほしい。

その現実がわかれば、「俺はこんなにやっているのに、なぜ認めてもらえないんだ」などと不満をもったり、誰かをうらんだりしても意味がないとわかる。

そんなことよりも、評価している人間はどこを見ているのか。なぜ自分の評価は低いのか。どうすれば、その人間の自分に対する評価は上がるのかといったことに思考を集中したほうが、自分のためになるとわかるはずだ。

 

それが、現実を切り拓いていく近道なのだ。

このことに気づいてほしくて、「君は自己評価のなかで生きているのか?」と私は問い続けていた。