コロナ自粛のウラで、売り上げが「爆あがり」している意外な商品

なんと前年同月比で325.9%

ホイップクリームに野球帽、花瓶やビデオテープ。新型コロナウイルスの感染が拡大する中で「売れた」商品は、衛生用品を除くと、奇想天外なラインナップになっている。いわゆるコロナ特需について、その背景を調べてみた。

外出自粛で図鑑が爆売れ

世界的な新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、4月7日、国内で初めての緊急事態宣言が発令されてから4ヶ月が経過した。学校は休校となり、多くの小売店は休業、人々は不要不急の外出を控え、経済活動は冷え込むばかりにみられたが、この時期に「売れた」商品も確実に存在する。

そのひとつが、この5月、ネット通販大手Amazonで前年同月比325.9%の売り上げを達成した、「講談社の動く図鑑 MOVE」(以下、図鑑MOVE)シリーズだ。

 

出版業界全体へのコロナの影響をみると、出版取次大手トーハンがまとめた書店のデータでは、出版物のジャンルによって売れ行きに明暗が分かれている。

例えば、旅行ガイドの売り上げは半減し、学習参考書が3月、爆発的に売れた。3月2日からの、政府による全国の小中高校への休校要請の影響とみられる。また、自炊が増えたからかレシピ本もよく売れた。

全国出版協会によると、紙の出版物の売り上げが15年連続でマイナスを記録している中での、特需といえるだろう。