食のスペシャリスト&グルメに精通する識者で構成される「FRaU Foodies」のグルメ連載では、今イチオシの料理やスイーツなどをお届けしています。今回は、食べ歩くのが趣味というほどカレーラヴァーの女優・奈緒さんが、東京芸術劇場での観劇や稽古中によく利用するカレー店を紹介してくれました。

奈緒さんが今までに紹介したカレー店はこちら▶︎

ラクダも鹿もどんとこい!
どの肉にも合う唯一無二のカレー

「東京芸術劇場近くにある『火星カレー』は、観劇の際や稽古中のランチでよく行きます」。

奈緒さんが何度も訪れたという「火星カレー」は、地球を越えて火星レベルで旨い! という店名の由来からしてインパクト大。そんな店名に劣らぬ、衝撃のカレーを提供しています。

汁気の少ないペーストに近いオリジナルカレーは、野菜の旨みを感じます。そして、カンガルーや鹿といった個性的なお肉のトッピングにびっくりしました」。

そうなんです。カレーに使われるお肉もまた彗星衝突並みの衝撃。鶏、豚、牛、馬、鹿、羊、鴨、カンガルー、真空豚、ラクダという錚々たる顔ぶれ。それに、草(ほうれん草のバターソテー)、豆のトッピング、トッピングなしのベースカレー「火星」の全13種類が用意されています。

個性派揃いの“銀河系軍団”の中で、奈緒さんのイチオシは……。
鴨カレーです。お肉の中で一番好きな『鴨』と、料理の中で一番好きな『カレー』は私にとって最高の組み合わせです!」

鴨カレー ¥980(税込み)

鴨カレーの話をする前に、お伝えしなければいけないのがルウのこと。これまた独特なのです。ベースの火星カレーは、オーナーが30年前に発見したオリジナルレシピ。肉、魚介、野菜各種、キノコ類にスパイスをふんだんに使用。

お肉はオーブンで焼いて焦げ目を付けてから細かく砕いて鍋に投入、ニンニクは独自の製法で無臭化に成功するなど、ルウに使われている素材からひと手間もふた手間もかかっています。

ルウはじっくり煮込まないのがポイント。凍る直前の温度の冷蔵庫で2日寝かすことで、それぞれの素材の旨みを凝縮。提供時に加熱することでその旨みが開放。複雑な香りや味わいが生まれ、唯一無二の味に仕上がります。

ちなみに一杯のカレーで、成人が1日に必要とする野菜の約6割を摂取できるそう。これはすごい!

鴨肉は、低温調理されしっとりとした食感。提供前に炙ることで生まれる香ばしさと、肉自体の旨みを京都の老舗店による山椒が引き立てます。