# スタートアップ

逆風に負けるな!コロナ時代を戦う「スタートアップ」に必要な3つのこと

厳しい環境でもチャンスはある
加瀬 洋 プロフィール
(2)挑戦できるポジションを確保しておく

本記事冒頭に記した「将来を見通すことはできないという前提で動く」ことを通じて、どこを目指すのか? 

その1つの解が「つねに挑戦できるポジション」という立ち位置です。

将来、今の市場環境が変化し、今こそ勝負に打って出るときという「天の時」が到来したとします。

そのとき、自分に事業をスタートさせるための必要な準備が整っていなければ、打って出ることができません。そこから準備を始める必要があり、時をのがしてしまうリスクがあります。そのため、準備して耐え忍ぶときは、徹底して“じっとしている”ということも重要です。

今まで、多くの経営者の方々のサポートをさせていただきましたが、 残念ながら事業展開がうまくいかず、会社の倒産・休眠などをせざるをえない状況に陥った方々もいらっしゃいます。

ただ、そういった方々で「すべての策は実行してみたがダメだった。 万策尽きて、もうやるべきことは何もない」という人は、1人としていませんでした。みんな「まだやりたいことがあるのに、その体力(主として資金)がない」という状況なのです。

つまり、うまくいかない経営者は、何も手を打っていないわけではなく、逆にやりすぎ。つまり、下手を打ちすぎているのです。

勝てない状況下でもがくと、体力を消耗し、本来、勝ちが見込める時期に身動きが取れなくなってしまいます。このような状況を打開するためにも、時として、じっと我慢し、時を待って、つねにチャレンジできる 状況を維持し続けるという戦略が、非常に有効なのです。

 
(3)現在の状況を再定義する(ビジネスチャンスと考える)

3つ目は、現在置かれている状況の意味合いを、自分の中で再定義するということです。

スタートアップにとっては、現在の状況は向かい風の状況で、非常に厳しい環境下というお話をしましたが、見方を変えればまたとないチャンスとも言えます(不謹慎な表現かもしれませんが、あくまでもスタートアップの事業展開という文脈での見方ですので、ご容赦ください)。