# スタートアップ

逆風に負けるな!コロナ時代を戦う「スタートアップ」に必要な3つのこと

厳しい環境でもチャンスはある
加瀬 洋 プロフィール

たとえば、弊社のような税理士事務所では、主として利用する会計システムを何にするかは、とても重要な問題です。

クラウド会計が台頭してきている中で、freee かMoneyForward か、はたまたそれ以外のサービスか......。どの会計システムを選択するかは、向こう5~10年の成長スピードに大きな影響を及ぼすほどの課題でした。

数年前までは私も、クラウド会計はどこを利用すべきか、市場の動向をチェックし、慎重に検討していたものです。しかし、最近では、そのクラウド会計の動向を読み切るのではなく、むしろ「スキルを高めるためのスキル」を高めることに注力しています。

これは、勝ち馬を読み切り、競合が利用するよりも早く、その勝ち馬に乗り、先行者利潤を得ていくのではなく、勝ち馬が明確になったあとで、そのサービスの利用を開始し、後発ながらスピーディに、そのスキルを使いこなし、追い抜くという戦い方です。

先ほどの例で言うと、仮にクラウド会計の導入が後発だったとしても、すぐにそのサービスをキャッチアップし、競合よりもそのサービスを活用した事業展開を加速させていくという方法です。

このような戦い方をすべき理由は3つあります。

1. そもそも、勝ち馬を見つけることができた時点で、すでに遅い。

2. クラウド会計だけに限らず、このような市場のサービスを選択するタイミングは今後もいくらでも起きうる。

3. “スキルを高めるためのスキル”を高められれば、市場でどんなサービスが拡大しても、それをあとから選んで、競合よりも早く使いこなせばいいという「究極の後出しじゃんけん」をして戦っていける。

 

そのためには、つねに世の中のサービスにアンテナを張り巡らせ、何が当たるかわからないなら、とりあえず小さくやってみること、さらにそれを楽しむことが重要です。

このような心持ちでトライを繰り返し、小さな失敗(言ってみれば「成功のためのプロセス」)を繰り返していくことができれば、それはとても有効で強力なスキル(スキルを高めるためのスキル)を身につけていっていることになります。