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「線路の石、売ります」破綻寸前の銚子電鉄、泣ける“生き残り戦略”

コロナ苦境の中、ここまでやるか!

なりふり構わぬ姿勢が話題に

コロナ禍で鉄道会社は大打撃を受けている。JR各社をはじめ、大手私鉄は軒並み赤字だ。ましてや地方の中小私鉄に至っては、経営破綻の危機が忍び寄っている。千葉県東端の街・銚子市内を走る銚子電鉄も、そうした危機的状況の路線だ。

同社は、かねてからお金がないことで知られていた。「電車修理代を稼がなくちゃ、いけないんです。」と公式サイトで広く訴え、そのために副業で製造していた「濡れ煎餅」を大々的に売り出し、急場をしのいだことがあった。

2011年の東日本大震災の後も、銚子は被災地でもあると同時に、自粛や風評被害の影響などで観光客が激減し、経営が悪化した。このときは、国や千葉県と銚子市の支援を得て、何とか廃線は免れている。

筆写撮影
 

そして、今回のコロナ禍である。東京駅からJRの特急「しおさい」で1時間50分ほど、高速バスなら2時間半程度と日帰りも可能な位置にあるけれど、訪れる人はかなり減っている。

犬吠埼へ行くなら、東京駅から直行する高速バスの方が便利であるし、かつては30分に1本走っていた電車は、経営不振から昼間は1時間に1本ほどに減便され、不便になったことも乗客減に追い打ちをかけているようだ。

こうした中、銚子電鉄はなりふり構わぬ姿勢で難局を切り抜けようとしている。それが、メディアや鉄道ファンの間で大いに話題となっている。

しかも、YouTubeで銚子電鉄公式の「激辛(げきつら)チャンネル」を公開していて、これが見るものを引きつけてやまない。悲壮感が漂いながらも、どこかユーモラスなのは、画面で訴えかける社長の人徳だろうか。