今年の4月、息子が中学生になったのでスマホを解禁したのだが、この数ヶ月間で彼がスマホを媒介に広げる知識、情報、人間関係は、フリック入力でさえおぼつかない親の私を完全に凌駕している。そして、息子を通して知ったスマホネイティブ世代が織りなすネットの世界は、最先端すぎて驚くことばかりだった。

写真は加工するのが正義

めでたくスマホをゲットし、13歳の誕生日を迎えた息子が手をつけたのは、TikTok。TwitterやInstagramには興味がないらしく、TikTokは開設後わずか3週間でフォロワーが2,000人を超えた。そんな彼が筆者のTwitterのプロフィールを見て放った言葉は、「素すぎるよ、この写真。SNOWで加工しないと恥ずかしい」だった。

息子がSNOWで加工した筆者の写真

というわけで、頼んでもいないのに可愛らしく私の写真を加工してくれたのだが、「写真は加工しないと恥ずかしい」という10代の価値観に戸惑ってしまった。ひょっとしたら、お化粧をいつもする女性にとって「すっぴんが恥ずかしい」という感覚と近いのかもしれない。セルフィーの加工はもはや「フェイク」ではなく、メイクやファッションのような「オシャレ」なのだ。