数字で解析!「半沢直樹」前半で最も盛り上がったのは「あのシーン」だった

15秒ごとの瞬間視聴率を見てみると…

『半沢直樹』 前半のクライマックスは…

4週連続で世帯視聴率20%の大台超を果たした堺雅人主演『半沢直樹』。

4話は22.9%と前回から0.3%下がり、初回からの右肩上がりが途切れた。ただし個人視聴率(世帯内で誰がどれくらい見たか表す数字)は初回の13.4%から、13.6%、14.1%、14.8%と右肩上がりを保っている。同ドラマが家族みんなで見る傑作になっている様子がわかる。

今回は前シーズン最終回と同様、東京中央銀行の役員会がクライマックスとなった。
三笠副頭取(古田新太)と伊佐山部長(市川猿之助)への大和田取締役(香川照之)の反撃、その前提の半沢と大和田の対峙、半沢による伊佐山への追及と伊佐山の謝罪、子会社から銀行に戻った諸田と三笠副頭取の陥落など、15分におよぶ盛り沢山な役員会となった。

しかもデータからは、視聴者がこれまでになく固唾をのんで議論の行方に見入っていたことがわかる。本稿では、どのシーンが人々を魅了したのか分析してみた。

 

数字で分かる4話への「期待度」

全国約205万台のインターネット接続テレビの視聴状況を調べるインテージ「Media Gaige」。同社のデータによれば、ビデオリサーチの世帯視聴率が微減となっても、4話の「接触率(15秒ごとの瞬間視聴率)」が描く波形は1~3話と異なり、見事な軌道を描いていたことがわかる(図1)。

前話との違いは2点。まず目立つのは、1~3話ではオープニングタイトルとCMが放送開始後20分に来ていたが、今回は13分とかなり前倒しだったこと。クライマックスの役員会にたっぷり時間を使うため、全体的にアップテンポで進行していた様子がうかがえる。その後のCM2~4回目も、早いタイミングで構成してきた。