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銀行の終焉はあり得るのか? 核心「融資ノウハウ」があれば生き残るが

預金集めだけの地銀の将来は暗い
大原 浩 プロフィール

地銀はフランチャイズ加盟店になった

しかしながら、現在の地銀のほとんどは、銀行業務の核心である「融資審査」のノウハウの積み上げを放棄しているようにも見える。

例えば、融資審査における外注だ。リスクモンスターという企業が「融資審査の外注」の典型である。

彼らは、膨大な情報を基に企業に9段階の格付けを行っている。格付けの低い企業に倒産が集中するわけだが、これこそが銀行が行うべき「融資審査」だ。しかし、その核心部分を専門会社が担っているのである。

また、融資に保証をつけるというのは「事実上の審査の外注」であるが、その融資の保証業務で急速に伸びているのがEギャランティである。

彼らの顧客の多くは地方銀行だが、Eギャランティ自身はほとんどリスクをかぶらない。ノウハウを駆使して、外部にそのリスクを移転しているだけだ。残念ながら、地銀にはそのノウハウがないから、Eギャランティに丸投げするしかないのだ。

さらに、情報企画という会社は金融機関向けに「業務支援パッケージ」「担保不動産評価管理システム」「財務分析・企業評価支援システム」「決算書リーディングシステム」などを扱う会社だが高収益を誇っている。

 

このような業務も金融機関の基礎を成す重要なものだが、それらも外注化の流れが強まっている。

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