ついに見つけた居場所だったけれど…

マンガ『水晶の響』(斉藤倫/講談社刊)は、ヴァイオリニストの式町水晶(しきまち・みずき)さんをモデルにしたオリジナル作品。3歳のときに脳性まひ(小脳低形成)と診断された式町さんは、リハビリとして4歳からヴァイオリンを始めました。障がいにより指の力の入れ方さえも分からなかった状態から、想像を絶する努力、師との出会い、家族の支えにより、多くの人を魅了する演奏を奏でるまでに成長し、さらに作曲とアレンジの才能を開花させたポップ・ヴァイオリニストです。

8月12日には最新コミックス第3巻が発売。水晶の歩む物語はめまぐるしく移り変わっていきます。けれども、その支えにあるのはやはり音楽なのです。

第3巻発売中!
コミックス3巻発売を記念して、式町水晶さんのコラボコンサート動画をお届けします。ぜひお楽しみください!
 

FRaUwebでの出張短期連載のラストを飾る第5話では、小学6年生になった水晶にさらなる試練が訪れます。音楽クラブの仲間たちとのふれあいで希望を見出すも、クラスメイトからの過酷ないじめは悪化する一方で…。 

 

あらすじを振り返ると…

3歳のときに脳性まひ(小脳低形成)と診断された式町水晶は、4歳でヴァイオリンと出会う。小学校6年生になり、支援学級から通常学級に編入した水晶を待ち受けていたのは、壮絶ないじめだった。しかし、ピアノを弾く葉月唯という少女と出会い、学校での居場所を見つけていく。葉月をはじめ、音楽クラブの仲間と演奏することで、音楽でつながれる喜びを知る一方、障がいゆえの孤独を感じはじめる。ある事件をきっかけに音楽クラブをやめ、中学生になっても、孤立した毎日を送っていた水晶だが、ずっと口をきいていなかった葉月と同じクラスになって心が動きだし…?

強くなりたい!!という思いで弾いていたヴァイオリンーーだが、葉月との再会で水晶の「音」に変化が……!?

【予告】出張連載終了を記念して、斉藤倫さんと式町水晶さんのスペシャル対談記事を8月19日(水)に公開予定です。お楽しみに!
最新第3巻発売中!
【プロフィール】
斉藤倫(さいとう・りん)
愛知県豊橋市出身。1981年集英社「別冊マーガレット」にて「なんとなくあいつ」でデビュー。代表作に『すっとんきょーな兄妹』(全3巻)『世界を敵に回しても』(全4巻)『路地裏しっぽ診療所』(全7巻、以上集英社)、『ノーにゃんこ ノーライフ』1~2巻(ホーム社)など


式町水晶(しきまち・みずき)1996年北海道生まれ。3歳の時に脳性麻痺(小脳低形成)と診断される。リハビリの一環として4歳からヴァイオリン教室に通い始める。5歳の時に網膜性変性症・眼球運動失調・視神経乳頭陥凹拡大(緑内障)が見つかる。8歳の時に世界的ヴァイオリン奏者、中澤きみ子氏に師事。プロを志す。音楽性の幅を広げるため、10歳からポップスをはじめ、幅広いフィールドで活躍中のヴァイオリニスト、中西俊博氏に師事。現在も研鑽をつみながら、コンサート活動と楽曲制作に取り組む