自分自身に「よく頑張ったね」と

――そうして奮起したこの2年間。どのような変化がありましたか。

式町:対極なんですけど、一つは、単純にバイオリニストとして究めていきたい。耳が聞こえない方々に対して、いかに音楽を届けるかというのと、自分自身のスキルアップとして時間がかかってもいいからいろいろなジャンルの音楽をやっていきたいです。

もう一つは、自分自身に「よく頑張ったね」と言ってあげないとな、と。今までは自分がいかに強くなるかに執着しているところがありました。これまでの自分の成果、自分のやってきた音楽に一度も満足したことがないんです。それはいいことでもあるんだけど、悪いところでもある。いくらやっても粗ばかり探しちゃうクセがあって。だから、いったん一息ついて、もうちょっと周りに目を向けていきたいですね。

――今年は新たな成長の年にもなりそうですね。斉藤さん、マンガ「水晶の響」における「式町水晶」は今後どうなっていくのでしょうか。

斉藤:「水晶の響」は、水晶君をモデルに描かせていただいているマンガですが、マンガの中の主人公は水晶君であって水晶君ではない、分身のような存在(笑)。マンガ版の式町水晶君がどう成長していくか、私自身も楽しみですし、読んでくださっている人たちにも楽しんでいただけたらと思っています。

――式町さん、斉藤さん、ありがとうございました!