「帰宅したら即、フロ」は正解?「家庭内感染」どうすれば防げるのか

今、いちばん危ないのは家の中
週刊現代 プロフィール

豊島さんは、身体を清潔にした上でようやく夕食をとることができる。ただ、最大限の注意を払わなければいけないのは食事の時間だという。

「冷蔵庫の取っ手は、使うたびに消毒しています。手を口に当てる機会が多い食事中は、頻繁に開け閉めをしないよう妻から強く言われていて、気軽にビールのお代わりもできない。

シンクを使うときも気は抜けません。つまみやレバーにもウイルスは付くそうです。使用後は石鹸で入念な手洗いをして、蛇口も消毒します。それが面倒なときは、使い捨てのタオルなどを使って開け閉めをしています」(豊島さん)

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続いて食卓だ。できる限り向かい合って食事を取ることはやめよう。飛沫感染のリスクが高まる。豊島さんにとって憂鬱な時間はここからだという。

「ものを食べるときは必ず口を開ける上に、会話もするので飛沫感染のリスクが高まります。3月以降、家族全員で食事をすることはなくなりました。

それぞれが時間帯をズラしてご飯を食べるんです。私は21時から食べることになっています。家にいる時間は増えているのに、食卓すら囲めなくなったのは寂しい限りです」

 

前出の矢野氏は、この豊島家の予防策は正しいとした上で、別の方法もあると解説する。

「2人暮らしなら、対角線上に座ってできる限り間隔を空けるか、横並びに座れば同じ時間に食べても問題ないでしょう。ただ、あまり笑ったり、話したりはしないほうが安全です」