フィンランド34歳女性首相が「プロポーズナシ・夫婦別姓」で結婚した話

29歳で国会議員、出産・育休も経験…
岩竹 美加子 プロフィール

マリンの夫の名前は、マルクス・ライッコネン。夫婦別姓だ。フィンランドには、同性、別姓、複合姓、創姓(新しい姓をつくる)の4つの選択肢がある(参照「結婚したら『新しい姓』を作れる?フィンランドから日本が学べること」)。

夫はこれまで何度か起業したが、あまりうまくいかなかった。現在は、IT関連のコンサルティング会社のディレクターとして勤務しながら、複数の会社の役員も務めている。

 

「私は母の一人娘だから」

2人は2017年頃から婚約していたが、マリンがコロナ対策に追われたことなどもあり、結婚は少し延びた。結婚には、マリンの母の期待があったという。母は娘の結婚を望んでいた。「私は母の一人娘だから」とマリンは語っている。

父のアルコール中毒が原因で、幼い時に両親は離婚。その後、母は女性パートナーと同居し、マリンはレスビアンのレインボーファミリー(LGBTQの家族)で育った(参照「『私には家族の物語がない』フィンランド34歳女性首相、驚きの人生」)。

日常生活は普通の家庭と変わらなかった、貧しかったが愛されて育ったとマリンは語っている。しかし、母のパートナーについて語ったことはなく、気持ちは「母の一人娘」であるようだ。