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コロナ対策で日本のリーダーはあの戦争と同じく合理的に失敗している

Go Toトラベル前倒しと日米開戦

開戦時の日本のリーダーたちと比較してみる

戦後、最大の国難といわれている新型コロナウイルス問題。このコロナウイルス問題をめぐって、いま日本のリーダーたちはジレンマに立たされている。すなわち、一方でコロナウイルス対策を徹底すれば、日本経済は破綻する。他方、経済活動を優先すれば、コロナウイルスの感染は拡大する。

こうしたジレンマ状況で、日本のリーダーたちは、次々と失策を繰り返しているように思える。特に、誰が見ても、辞めた方がいいと思えた「Go toトラベル」キャンペーンは実施され、連休中に多くの人々が全国へと旅立った。そして、いま沖縄は最悪の事態に直面している。

日本のリーダーたちは、なぜこのキャンペーンを止められなかったのか。なぜこのような意思決定をしたのか。

実は、この同じようなジレンマ状況にあったのは、太平洋戦争に直面していた日本のリーダーたちであった。次々と失策を繰り返し、結局、勝てない米国との開戦を決定した。なぜ彼らは戦争を止めることができなかったのか。

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これらは、一見、異なる現象に見えるかもしれない。しかし、そこにはリーダーたちに共通するある行動原理が見えてくる。現代の日本のリーターたちに潜む行動原理について、開戦時のリーダーたちと比較して説明してみたい。今年も、戦争について考える季節がきた。