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加速するスマホ依存、無気力の「コロナ世代」に対して大人ができること

子どもたちの未来を切り拓くためには

危ない!コロナ禍で加速したスマホ依存

ステイホーム期間中、家でずっと執筆と校正作業、Netflixで話題の韓流ドラマ『愛の不時着』の連続視聴に追われて、目を酷使してしまった。そのせいかドライアイの症状が悪化し、眼科クリニックに赴いた。

久しぶりに訪れた眼科の待合室は、いつもに増して混雑していて、待ち時間は2時間と言われた。受付の女性に「混んでいるんですね」と言うと、「最近はコロナの影響か、お子さんの患者さんが多いんですよ」とのことだった。

コロナの影響で眼科クリニックに子どもが多い? 新型コロナウイルスは目にも影響を及ぼすんだっけ、どういうことだろう? と、不思議に思いながら順番を待っていると、知り合い同士と思わしき、子ども連れの母親たちの会話が聞こえてきた。

「学校の休みの間ずっとゲームをやってたから眼が悪くなっちゃって、困ったわ。何度言ってもやめないんだもん」
「うちも! ずーっとスマホでYouTube漬けで視力が落ちたの。学校が始まったら黒板の字が見えないって言うんで連れて来たのよ」

なるほど、新型コロナウイルス感染症拡大防止による一斉休校で、ステイホーム期間中にゲームやスマホの動画漬けだった子どもたちの近視が進行したケースも多いということか。

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確かにうちの13歳と18歳の子どもたちも、暇さえあればスマホをいじり、小さな画面を覗き込んでいた。彼らも、普段はそんなことを言わないのに、「目が疲れた」「頭が痛い」と訴えていた。

LINEなどのSNSで友だちと会話することもあるが、ただ何となくYouTubeやTikTokを眺めたり、何か面白いもの探しで画面をスクロールしたりする時間も多いようだ。

休校期間中の学校のオンライン授業も、タブレットでの動画配信を通して行われていたので、とにかく起きている時間は四六時中、IT機器の画面を眺めている状態だった。