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ポテチの湖池屋、ここへきて「おもしろいヒット商品」を連発できる意外なワケ

社長が明かした

湖池屋の佐藤章氏(61歳)はキリンビバレッジの出身。「生茶」等の製品を大ヒットさせて同社の社長に就任後、'16年に湖池屋の社長に就任した。業績を急上昇させ、「天才的マーケター」として度々マスコミでも紹介される氏の経営理念を聞いた。

「ここは凄い技術を持つ会社だ!」

転職して半年間は、湖池屋の社員にこれまでのことを聞きまくりました。高温で短時間揚げると聞けば「何度で何分ですか?」と細かく確認し、仲間が持つDNAを知るため、創業者が生前、テープに吹き込んだ思いを聞き、これらを何冊もノートにまとめました。

そして私は、「ここは凄い技術を持つ会社だ!」と、確信を持ったんです。原料は国産のじゃがいもしか使わず、皮の内側にある旨みを残すために皮は極力薄くむき、揚げる温度も職人が原料の状態を見て細かく調整している。

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ところが、社員はそれを「当たり前のこと」と思い、世に発信していなかったのです。「ウチの強みって何だ?」と自分たちで再確認するというシンプルなことこそが、ブランディングなのだと思います。しかし、これがなかなか難しい。

社長に就任してから、様々な商品を出しました。例えば「プライドポテト」。その名の通り湖池屋のプライドをかけ、最高のじゃがいもを最高の技術で揚げ、素材の旨みをギュッと閉じ込めました。

 

また「罪なきからあげ」は大豆たんぱく質をカラッと揚げたもので、ジューシーなのに1袋で125キロカロリーしかありません。いずれも熱烈な支持を頂いています。

湖池屋に来て重視したのは「アンラーニング」(習得したものを忘れること)でした。