もうあれからいつの間にか29年も経っていたとは……1991年に平成のドラマ界を席巻した「東京ラブストーリー」が、令和版になって戻ってきました(FODとAmazon Primeで配信)。

〔PHOTO〕公式サイトより

ストーリーの設定はほとんど変わらず、広告代理店で働いている赤名リカと異動してきた永尾完治(カンチ)が出会い、カンチの愛媛の仲間も巻き込んで恋愛模様が繰り広げられていきます。鈴木保奈美が演じていた赤名リカは石橋静河、カンチ役の織田裕二は伊藤健太郎、江口洋介が演じていたプレイボーイの医大生・三上健一は清原翔、世の女性から警戒された関口さとみ役は有森也実から石井杏奈になって、現代版として更新されています。

※以下、ネタバレ注意。

「テラスハウス」のような都会のキラキラ感

平成版と比べるとオフィスの雰囲気やファッションなどが全く違い、時代の流れを感じさせられます(そして年を取った感も)。令和版のオフィスは開放的でおしゃれなレイアウト。パソコンのモニターが並んでいます(Mac率高め)。窓が大きくて東京タワーを臨めるカフェコーナーもあり、最近のIT系のオフィスっぽいです。
ちなみにロケ地に使われたのはヤプリという会社のオフィスで、「 アプリ開発・運用・分析をノーコードで提供するアプリプラットフォーム」の会社だそうですが、何のことかわかりません……。令和に乗り遅れそうです。

そして何より変化したのは、ファッション。平成版ではトレンチコートでカチっとしていましたが、令和版はゆるっとしたカーディガンなど、こなれ感が押し出されています。もちろん肩パッドも入っていません。令和の赤名リカのファッションはとにかくおしゃれで華やか、女性誌のワードローブ企画から抜け出したようです。東京の広告代理店のプランナーとしての気合いがみなぎっています。ヘアスタイルも、平成版では女性は前髪を巻いてバブル感がまだ残っていましたが、現代版はクセを活かしたようなラフなものになっています。

こうした令和のリカのファッションや雰囲気で連想したのは、「テラスハウス TOKYO 2019-2020」です。出演者の自殺というショッキングな事件で幕を閉じましたが、前半の都会のキラキラ感は令和の「東京ラブストーリー」とシンクロします。