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任天堂「あつ森」大ヒットでわかった、心に刺さる“ある欲求”の正体

コロナ禍で不足していたモノとは?
渡邉 卓也 プロフィール

また、同期におけるNintendo Switch本体シリーズの売上は568万台。そのうち初日に『あつまれ どうぶつの森』が起動された本体の数は全体の半数以上にのぼるという。つまるところ、多くの人が『あつまれ どうぶつの森』を目的にNintendo Switchを買っているわけだ。

『あつまれ どうぶつの森』は、どこかの島でのんびりとスローライフを楽しむこと、そして知人・友人と一緒にコミュニケーションを楽しむのが魅力だ。誰かと一緒に遊ぶのが楽しいわけで、次第にどんどんプレイヤーの輪が広がっていく。これもヒットにおいて重要な要素だ。

しかしながら数あるゲームのなかで、なぜ『あつまれ どうぶつの森』が特に人気を獲得することができ、任天堂のとんでもない結果に寄与することができたのか。それはこのゲームが、コロナ禍で不足している「場所と体験の共有というコミュニケーション」を与えているからだろう。

 

欲するものは「あつ森」の中にあった

たとえば、一緒にお店に行って食事会や飲み会をする、あるいは家族や仲間と旅行するといった行為が楽しいのは、同じ場所で同じものを見る・体験するからだろう。

オンライン飲み会と称してビデオ通話をするのは楽しいし、それでも確かにお互いの顔を見て時間を共有できる。だが、どうしても場所は共有できないし、同じ体験をしようにも限界がある。

しかし、同じ時間に同じゲームの世界で一緒に遊べば、この問題をクリアできる。そして『あつまれ どうぶつの森』は問題をただ解決するだけでなく、その場所と体験の印象をさらに強調するゲームでもあるのだ。

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