本格的な夏が始まりましたが、今年もとにかく暑い、暑すぎる……。あまりの暑さに体のだるさを感じたり、食欲がなくなったり、すでに夏バテ気味という人も多いのではないでしょうか。そんな夏バテ気味の体には「辛いもの」が効果的と聞きますよね。そこで、人気料理研究家のウー・ウェンさんが以前教えてくださった「唐辛子たっぷりの担々麺」と「牛肉の唐辛子炒め」のレシピを改めてご紹介します。唐辛子を食べれば、体は内側から温まり、新陳代謝が活発になるそうですよ。ぜひお試しください。

唐辛子は新陳代謝を活発にし、
冷房対策、夏バテ防止にも!

暑いと辛いものを食べたくなる。それはなぜかと聞いてみたら、体が必要としているからと、ウーさんは答えてくれる。「中国の唐辛子は辛いだけではなく、爽やかな風味に加えて、甘みや香ばしさも味わえます。だから家庭でも、いろいろな料理にたっぷり使うの。新陳代謝を活発にしてくれるから、冷房対策にもなるし、夏バテも防止できますよ」とウーさん。

香りを引き出すために丸ごとの状態で使うこともあるけれど、唐辛子の効能をより取り入れたいときは、すべて食べられる粉状の唐辛子を使うそう。「日本の一味唐辛子は辛みがたちすぎるので、韓国料理用に売られている粗挽きタイプがおすすめです」。使うときは熱を加えて香ばしさを出すのが鉄則だけど、乾燥しているために焦げやすい。熱した油を唐辛子にかけるという方法もあるものの、それは少し高度なテクニック。

そこで誰もが失敗しないようにウーさんが編み出したのが、まずは水を吸収させるという方法。「乾燥野菜を水で戻すような感覚ね。こうすれば焦がすことなく、じっくりと火にかけて香りを立たせることができるの」。ちなみに丸ごと使うときは、熱湯に浸して戻しておくといいそうです。

絶品の唐辛子だれで麺を和える
「担々麺」のレシピ

「担々は担ぐという意味。もともとは屋台料理だから汁なしなんですよ。麺に唐辛子の粉をまぶすようなシンプルな料理」とウーさん。

◆材料(2人分) 
中華麺…………2玉
豚こま切れ肉…100g
酒………………大さじ1
しょうゆ………大さじ1
小ねぎ…………10本
油………………大さじ1/2
たれ(作りやすい分量)
粉唐辛子(粗挽き)…大さじ3
水 …………………大さじ1
ごま油 ……………大さじ2
しょうゆ …………大さじ3
すりごま …………大さじ2

◆作り方

【1】たれを作る。粉唐辛子に水を入れ、混ぜて吸収させる。

【2】フライパンにごま油を入れ、【1】を加えて混ぜてから中火にかける。香りがたち、水分が飛んだら火を止め、しょうゆとすりごまを加えて混ぜる。

【3】別のフライパンに油と豚こま切れ肉を入れ、中火にかけて炒める。豚肉の色が変わったらしょうゆを加えて混ぜ、水分がなくなったら火を止める。

【4】中華麺をゆで、ざるにあげて流水で洗い、水けをきる。

【5】【4】に【2】と【3】、小口切りにした小ねぎを好みの量でのせる。

【MEMO】
約3分でできるたれなのに、奥深い味わい。肉やねぎはなくても、十分においしい。たれは多めに作っておけば、冷奴やごはん、焼いた肉や魚にのせても美味。