世界にいらないものなんてない。それはだれかが勝手に、都合よく決めたこと。そんなレッテルを貼られたものたちが今、眩しい輝きを放って世界を変えています。「マイボトルもマイバッグも日常に溶け込めば、それが“当たり前”になる」と語る、のんさんが登場!

「もったいない」から生まれた、
世界に一着の大切な服

演技のみならず、音楽やアート、ファッションの分野でもクリエイティブな活動を行うのんさん。昨今のその目覚ましい活躍を見て、今回の「RE:BORN!」というテーマでのファッションシューティングに、彼女以外のキャスティングは考えられないと思った。

撮影当日、のんさんが自ら作ったというTシャツとスカートを見せてくれた。なんとこれらは古着をリメイクしたものなのだとか。まさか自分でREBORN服を生み出すとは! 急遽、撮影させてもらったのが上の写真。

「ボトムスは着古して伸びてしまったジーンズを裂いてスカートと合わせました。元のスカートも気に入っていたのですが、歳を重ねるにつれて似合わなくなってきて。かわいいけど、今の自分が着たらちょっとぶりっ子っぽくなっちゃうかなって。どちらも大好きで捨てるなんてできないし、人に譲るにはくたびれてるし……。よし、じゃあ自分でリメイクしてみよう! と思い立ったんです

もともと裁縫が得意で、生地から洋服を作ることはあったというのんさん。

「すでに形のある服から新しい服を作るのは生地から作るよりずっと難しくて。でもだんだん工夫していく作業が楽しくなってきて。今日着たTシャツはライブの物販だったんですが、XLだけ大量に余ってしまって(笑)。同じものを2枚使ってリメイクしました」

今回着用した服にも興味津々。

「どれも肌触りが気持ちよくて、ずっと触っていたいと思えるものばかり。再生ポリエステルを使ったパーカは生地がすごく柔らかくて、でもさらっとした質感で、これが今まで捨てられていたものからできたなんて! と驚きました。インドの染め物の下敷き布を使ったワンピースもかわいい! 偶然生まれた色や柄というのも、すごく素敵ですね」

待ち時間に、着用するブランドのカタログを熱心に読んでいたのんさん。関わる仕事に真摯に向き合い、そこから新しい世界との接点を見つけようとする。のんさんが広い世界で生き生きと輝くのは、きっとそんな姿勢があってこそなのだと改めて感じる。近年、環境問題に関わる仕事をしたこともあり、SDGsについても勉強中だそう。

「今日着させてもらったインドの布を使ったお洋服が素敵だったので、インドにすごく興味がわいてきました。環境問題については日常生活でできることから取り組んでいけるといいなと思います。ふだんお買い物に行くときにはマイバッグを使っています。あと、外出するときにはマイボトルを持っていくとか。そういうことが日常の中に溶け込んでいくと問題が問題ではなくなって、たとえば日々当たり前のこととしてゴミを分別しているのと同じくらい日常的になっていけば、世界中に浸透していくのだと思います