何を捨てるかより
「何をとっておく」のか

BとCは判定が難しいが、そういうものは無理に捨てなくてもいい

迷ったものをとりあえず入れておく「とりあえずボックス」を作って、そこに入れておくのがおススメ。
迷って考えこむ時間が省けるので、片づけ作業がサクサク進むようになる。

「とりあえずボックス」に入れたものは、片づけが終わってからでも、ゆっくり見直せばいい。
その時に、「もういらない」と思ったら手放せばいいし、「やっぱりいる」と思ったら、とっておけばいいのだ。

コロナによる「緊急事態宣言」でみんながコロナ籠り生活をしている時、SNSでこんなコメントを見かけたことがある。

「もういらないと思って捨ててしまったものが、こんな時、自分を癒してくれるものだった」……と。

思い切った断捨離も時には必要だが、なんでもかんでも捨てればいいというものじゃない。使わなくなったものや、他人にとってはゴミのようなものでも、自分にとって大切なものはあるのだ。

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私が冷蔵庫掃除をした時も、とっくに賞味期限が切れていて食べられないけど、捨てられないものがあった。いただき物の手作りのジャムや、亡くなった父の「形見」の自家製佃煮などだ。

その時、冷蔵庫マスターのMさんは、「無理に全部捨てなくていい」と言ってくれた。
そして、特に大事なもの数点だけは、冷蔵庫の一角に「思い出コーナー」を作って残すことを提案してくれた。おかげで、それ以外のものを思い切って捨てることができたのだ。

とはいっても「基本は捨てる」なかで「どうしても」を限る必要はある。折原さんの「思い出コーナー」は左上「だけ」だ 写真提供/折原みと

「片づけで大事なのは、いらないものを捨てるのではなく、宝物をとっておく作業」

これはMさんの言葉だが、けだし名言だと思う。

「片づけが苦手な人」は、たいてい「物を捨てるのが苦手な人」だ。思い出や思い入れのある物を捨てられずにためこんでおくから、部屋(や冷蔵庫)がカオスになってしまうのだ。

物を捨てるのが苦手だから、片づけに対するハードルが高い。
でも、たくさんある物の中から「宝物を選んでとっておく作業」と言われると、取り組む意欲がわいてくる!