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中国人がコロナに勝利した方法…地方の「IT大活用」がスゴすぎる!

注目集めた「感染予防戦略マップ」とは

新型コロナの感染拡大に伴い、各都道府県の対策に注目が集まっている。

新型コロナの発生源となった一方、世界に先駆けて封じ込めに成功した中国では、地方ごとに実に様々な対策が講じられたという。

新型コロナVS中国14億人』(小学館新書)を上梓した経済ジャーナリスト・浦上早苗氏が、ある地方の先進的な取り組みを紹介する。

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農村の「感染予防戦略マップ」がスゴい

ウイルス封じ込めのため、中国の地方政府は外出時の体温測定や買い物の制限などを住民に課したが、水際対策の最前線を担ったのが、日本の自治会や町内会、集落のような機能を備える地域コミュニティ「社区」だった。

私が取材した新疆ウイグル自治区在住の女性は、野菜や肉をネットで注文し、社区の責任者に玄関まで届けてもらったため、1カ月間外出せずに生活を送ることができた。

社区によってはドローンを飛ばしてマスクをつけていない住民を発見、家に追い返したり、サーモグラフィーを搭載したドローンで住民の体温を測っているところまであった。

これまでになく地域コミュニティのマネジメントやネットワークが重要になる中、杭州市の農村集落「小江社区(旧小江村)」が作成した「感染予防戦略マップ」が2月、「分かりやすい」「普通の集落なのに徹底している」と注目を集めた。