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バカンスに行けず絶望…ドイツ人は「パンデミック夏」をどう過ごすか

自転車旅行か、バルコニー生活か…

パンデミックの夏、どう過ごすか?

年間6週間の有給休暇があるバカンス大国ドイツ。1年の休暇をまとめて夏にとる市民も多い。しかし、今年は「パンデミックの夏」という初めての体験で、通常のように世界中に繰り出すということが難しくなった。

というのも海外に出国してみても、短時間のあいだに事情が急変して帰国できなくなる可能性があるからだ。

(筆者撮影)

春のイースター休暇のときは「コロナ感染の危険」にもかかわらず、「旅行の自由を奪われたくない」と出国したものの、帰国便がキャンセルされたことで海外で帰れなくなってしまった旅行者が多数出た。そのためにドイツ政府は緊急に帰国フライトを各地へ派遣したということがあった。

日本政府であれば「自己責任」と言われそうだが、ドイツ政府は旅行を自粛するべきという伝達に反してバカンスに行った自国民でも救済するのであると感心したものだ。

 

しかし、4月から5月にかけて行われた「帰国プロジェクト」では現在、政府から「救出された市民たち」に請求書が送られている。6万7000枚のうちの最初の3000枚の請求書がすでに発送された。

帰国フライト便は税金で支払われる「無料の切符」ではなかった。