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「1点差負け」グセが染み付いた広島…クロスゲームに弱い「原因」は

勝利の方程式の確立が急務だ

“試合拙者”ぶりが際立つばかり

2016年からリーグ三連覇を達成した広島カープに勢いがありません。8月4日現在、14勝19敗4分けで5位。コロナ禍により120試合制で行われる今シーズン、早くエンジンをかけないと、取り残されたままで終わりかねません。

不振の原因は明らかです。打率は2割8分2厘とリーグトップながら、防御率は4.42で5位。下には4.64の東京ヤクルトがいるだけです。そのヤクルトが巨人に次ぐ2位であることを考えれば、広島の“試合拙者”ぶりが浮かび上がってきます。

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今シーズンの広島が、どれだけ“試合拙者”か。このデータを示せば一目瞭然です。1点差ゲームは、下記のように0勝6敗です。

6月21日 対横浜 1-2(横浜スタジアム)
6月23日 対巨人 2-3(東京ドーム)
7月1日 対東京ヤクルト3-4(神宮球場)
7月10日 対中日 2-3(ナゴヤドーム)
7月28日 対中日 2-3(マツダスタジアム)
7月31日 対巨人 1-2(マツダスタジアム)

10点差でも1点差でも負けは負けです。クロスゲームをことごとく落としているようでは上位浮上は望めません。

では、なぜこれだけクロスゲームに弱いのか。それはこの一事に尽きます。クローザー不在――。ブルペンが勝敗のカギを握る近代野球において、締めくくり役が安定しないことには、競ったゲームをモノにすることはできません。